中国のインターネット使用状況と非常に関係が深くなっている課題の電力不足の状況についてみてみましょう。中国は、経済の急成長等を背景に、電力需要が急増し、電力需給が逼迫しているといえます。各地で電力不足の事態が深刻となっています。範囲としても、電力供給制限地域は年々電力不足地域が拡大していっています。また、国家電網公司によれば電力不足規模は3,500万kW以上であるといいます。
考えられる原因として、発電用石炭の供給支障、渇水による水力発電量低下、送電線建設遅れによる送電ネックの問題等ではないでしょうか。電力会社の純利益伸び率は6ー32%と大きなバラツキもでています。この原因は主に、傘下プラントの電力容量の増減、コストコントロールの巧拙、電力価格の引き上げ幅などによるといえるでしょう。中国のインターネットの利用率が高くなることでの影響をうけているのが、電力会社かもしれません。
一番収益が伸びたのは前年比32.3%の増益を計上した華潤電力であり、親会社などから精力的に発電所の権益を買収したことが素直に業績に表れたかたちとなりました。この電力会社は単位当たりの燃料コストが同5.8%減となるなど、コストコントロールにも優れているといっていいでしょう。電力価格の引き上げ幅が最も大きかったのは大唐発電の6%であったようです。最近における中国の電力需要は前年同期比15.8%の伸び率であるといいます。
中国電力監督管理委員会の予測によると、中国のインターネット利用率も上がり、07年から08年にかけて新たに設置される発電機容量は9500万KWおよび9100万KWであるだろうとされています。こうした様々な状況の下、上場企業の発電プラントの平均稼働時間はさらに低下するとされています。既存プラントの稼働時間つまり発電量が伸び悩むとなると、今後の上場企業業績のカギは親会社などから優良な資産をいかに効率的に買収し、保有する発電機容量を増加させるということになります。