中国のインターネットと消費電力|需給

中国のインターネット発展と密接な関わりのある中国の電力需給の現状について考えてみましょう。現在上海をはじめとする全国17 地域で起きた電力不足の問題は、専門家からみても、今年に入っても一向に好転の兆しが見えないといわれています。電力需給が逼迫している状態です。そしてその地域数は、17 から24 へと拡大しているというのです。そして発電用の石炭に至っては、トラック過積載の取り締まり強化なども並行されていますから、それに伴う輸送力の低下とも相まっているようです。

こうして、電力の在庫の不足や価格の急騰等の問題が色濃くなってきました。この電力需給を取り巻く事態はより複雑化しつつあります。これはもちろん中国のインターネットの環境にも影響しています。国家電網公司が発表した全国電力市場分析・予測報告によれば、安定した電力供給が見込まれる黒竜江省、吉林省、海南省、新疆ウィグル族自治区及びチベット自治区以外のほとんどの地域では、夏季の電力ピーク時の負荷シフト、ピークカットが実施される予定となっているようです。

中国のインターネットにも大きく影響するこのような電力にかんしての、危機的な事態について、主な原因として以下のことが考えられます。まずは、電源開発の遅延です。1998 年以降、中国の電力事情は長年の電力不足からいくらかゆとりのある状態であります。いわゆる小康状態へと移行し、多くの地域で電力供給過剰の状態が続いていました。そのため中国政府は石炭火力発電所の新規建設を厳しく制限していたことがあります。

そして、 電力需要の急増です。数年間好景気に恵まれた中国では、電解アルミ、鉄、セメント等のエネルギー多消費産業が急速に伸展するとともに、気温上昇も影響し、都市部を中心に空調機に係る電力需要が急速に高まっていることです。もちろん中国のインターネット加熱もあるでしょう。その他、 石炭供給量と輸送力の不足、送配電網整備の遅延、渇水による水力発電所の稼働率の低下、発電所におけるシステム障害の増加なども一因だとされています。