中国のインターネットの環境に今問題となっている電力不足への対策を送球に講じる必要があります。中国の電力需給が逼迫している中、中国政府は供給サイドと需要サイドの両面から様々な対策を講じていることは事実です。例えば、供給サイドにおいては、まず、大規模な電源開発の加速があげられます。2004 年に新増設を予定している発電所の新増設容量は、既設の発電設備総容量の約10%に相当する3,731kW に達しているのです。
送配電網の整備では、地域間電力ネットワークの連携に向けて、現在東西南北方向への放射状送電プロジェクトを進めているようです。また、発電用石炭の輸送手段の確保では、鉄道における石炭輸送枠の拡大等、発電所向け石炭の輸送を最優先とする各種措置を講じています。需要サイドとしては、電力ピーク時の負荷のシフト、カットが行われています。ピーク時の電力使用制限、時間帯による電力料金の差別化を図っています。
そして、エネルギー多消費産業の抑制も行われています。国家発展改革委員会は、電解アルミ、活性ソーダー、合金鉄、カーバイト、セメント、製鉄6分野のエネルギー多消費産業を対象に電力ピーク時のカットです。電力料金の差別化等規制を掛けているのです。空調の設定温度アップもしています。北京市の電力行政を所管する北京市発展改革委員会は、率先して事務所棟の空調の昼間温度設定を上げ、夜間の空調を停止しています。
また、中国政府当局はオフィスビル、ホテル等の空調の設定温度を1℃~2℃上げるよう指導しています。中国省エネルギー週間の前倒しが行われています。国家発展改革委員会は、全国各界に省エネルギーの重要性を呼びかける中国省エネルギー週間を、夏の電力需要がピークを迎える前である6 月6 日から6 月11 日に前倒しして実施しているのです。そしてもちろん、電気料金の値上げです。さらに面白いのが、人工降雨の実施です。政府当局は、ピーク時の電力消費量を減らすべく夏季の気温を下げるため、人工降雨を実施しているというのです。