中国のインターネットと消費電力|電力不足の原因

中国では、経済成長がさらに続いており、それに呼応する形で、インターネットの普及も過熱気味となっています。このような状態の中、中国は現在、電力不足に至っています。では、その電力不足の原因はその二つに過ぎないのでしょうか。電力不足の原因を探って見ましょう。中国の電気事業規制を行う電力監督管理委員会は、電力不足に至った原因を次のように指摘しているのです。まず、2000年以降の中国経済成長速度が早く、それが年を追って加速化したということが上げられます。

つまり工業生産の伸びが増大し、産業用電力需要が速い速度で増大したということです。さらに業種別では、2004年の粗鋼、鋼材、非鉄金属、アルミ精錬などエネルギー多消費産業の生産が引き続き好調で、消費電力量の3/4を占める第二次産業全体で前年比16.4%増となっているのも事実です。次にその経済成長のおかげで、国民の生活水準が向上しました。そして住居の空調需要が急激に増大したといえます。

華東、華中、南方においては空調負荷が全負荷の30%を超え、地域によっては40%に近いところもあるくらいなのです。生活用電力需要は、夏場のエアコン需要の急増などが影響して2004年は前年比8.2%増となっています。さらに、干ばつが続き東部沿岸部、内陸部の水力発電の稼動率が低かったというような地域がありました。おして、さらなる原因には、電力網の構造が弱く、電力融通に制約があったということもあげて起きましょう。

そして、電力多消費産業の電力負荷が増大し、電力不足に拍車をかけたこともいえるかもしれません。電力多消費産業が集中立地している山西、内蒙古、寧夏では、電力逼迫の度合いを拡大させていったのです。電力逼迫時に発電所や送電施設の事故が発生しました。 ちなみに、現行の十・五計画において、電力需要の伸びを低く設定して、電源開発の新規着工等の電力施設整備を先送りさせましたた。これによって、結果的に電力不足がより深刻なものとなったと言われているのです。